子育てコラム(20)「今日だけの今日」

☆店主カワムラの子育てコラム☆

毎月発行しているメールマガジに連載している、
店主カワムラにによる子育てコラムのバックナンバーを紹介します。
子育ての中で、父として感じたこと、
学んだことを織り交ぜて書き綴っています。
上から目線でアドバイスと言うよりむしろ、
わが子と向き合いながら、迷ったりうろたえたりしてることを
正直に書いているつもりです。
共感したり、参考にしていただければ、さいわいです。

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2017年2月

b-Cafe店主カワムラです。

先日iPhoneの、イベントまでの日数を知らせてくれるアプリに、
6年生の兄ちゃんの卒業式の日を入れてみたら、
彼の小学校生活が、
もう一ヶ月ちょっとしか無いのだということを、
改めて知ってびっくりしました。
いや、カレンダーを見ればわかることではあるのですが。

兄ちゃんが中学生になったからと言って
何かが変わるというわけでもないのだけれど、
何だかドキドキして、
改めて、彼が学校生活で実り多い日々を
過ごせることを願ったり、
ぼくも彼との暮らしを大切しよう、
なんて思ったりします。

こうやって何かが終わる節目を迎えるとき、
当たり前のように流れてゆく自分たちの毎日には、
実は限りがあるのだ、
ということを思い出して、
慌てたりしんみりしたりするのが、
人の常のように思われます。

けれど、人の人生って、
始まったときから、
必ず訪れる最期に向かって
カウントダウンが始まっているんですよね。

それはしごく当たり前のことなのだけれど、
ぼくらはすぐにそれを忘れてしまう。

「いつか死んじゃうんだ!」と
びくびくしながら暮らす必要はないのですが、
今日という日が今日だけ、ということは、
事あるごとに思い出したいと思います。

慌ただしい毎日だけれど、
今日のこの子は今日しかいない。
今日のこの子とすごせる時間は今日しかない。

そんなふうに思ってみると、
身近な人たちへの愛しさが深まるし、
自分の毎日にも丁寧に向き合おうと
思える気がします。
一歩一歩を踏みしめるように、
日々を綴ってゆきましょう。