子育てコラム(41)「私ごとながら」

☆店主カワムラの子育てコラム☆

毎月発行しているメールマガジに連載している、
店主カワムラにによる子育てコラムのバックナンバーを紹介します。
子育ての中で、父として感じたこと、
学んだことを織り交ぜて書き綴っています。
上から目線でアドバイスと言うよりむしろ、
わが子と向き合いながら、迷ったりうろたえたりしてることを
正直に書いているつもりです。
共感したり、参考にしていただければ、さいわいです。

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2019年1月

 b-Cafe店主カワムラです。

 まったくもって私事ではありますが、来月、50才になります。

 小学生のとき、「ノストラダムスの大予言」によると1999年に人類が滅亡するのだ、というのを聞いたときは、「1999年だと、ぼくは30才になってるから、もうすっかり大人だし、それまでにたくさん楽しいことをやってるだろうから、まあいいか」なんて思っていたのですが、月日が過ぎその時が来ても、人類は滅亡しなかったし、ぼくはぜんぜん大人になんかなってないし、やり残したことも山積みでした。

 そして、40才を「不惑」と言うけれど、40代末期の今になっても、不惑どころか、惑うことがどんどん増えてむしろ「常惑」といった感じ。そんなぼくでも、50才を迎えるところまでどうにか生きてこられたのだから、若いママたち、どうぞご安心ください。

 40代を迎えた頃、父と話をしていて、ぼくがぼやいていたら、父が「40代の頃は、忙しいしカネはないし、大変やったわ。みんなそうやで。」と言うのを聞いて、そうか、それじゃあがんばってなんとか40代を乗り切ろう、と思っていました。ところが数年前、また父と話していたら、「そやなあ、50代が一番しんどかったなあ」なんて言う。

 けっきょく、生きて行くのはずっと大変なのかもしれません。
そう思うと、これまでずっと生きてきたおじいちゃんおばあちゃんって、そのことだけでじゅうぶん立派だなあ、すごいなあと思えてきます。

 けれど、生きるのはしんどいだけ、というわけではなくて、そんな波瀾万丈あれこれいろんなコトありすぎの日々を、味わい乗り越える経験をつんでゆくことの中にこそ、生きる意味があるのだと思っています。
 そんなふうに、自分の日々を少しは客観的に見られるようになった点においては、ぼくも少しは成長したのかな、と思えたりして。

 *

 一応節目ではあるので、今年は目標を立ててみました。それは、「もっとジユーに」。
 GUに服を買いに行くのではないですよ。
やりたいと思ったことはやってみよう、ためらわずに手を出してみよう、ということです。

子どもがだいぶ大きくなって、気が付けば以前よりも自分の時間が取りやすくなってきたし、何より、子どもたちに、大人の楽しげな姿を見ていてほしいと思うんです。

 今の世の中の停滞感とか閉塞感って、何と言っても、つまらなそうな大人たちが多すぎるせいだと思うんです。

 そんなで、若い世代に生きる希望を与えられるわけない。どのみち100年そこそこで死んじゃうんだから、もっとのびのびと、やんちゃに、後先考え過ぎずにやっていけばいいと思うんです。って、「自由をくれ!」って叫んでる中学生みたいですねえ。

 若いママたち、ご安心ください。こんなオッサンでもなんとか生きてこれてるんです(^^)