☆店主カワムラの子育てコラム☆
毎月発行しているメールマガジに連載している、
店主カワムラにによる子育てコラムのバックナンバーを紹介します。
子育ての中で、父として感じたこと、
学んだことを織り交ぜて書き綴っています。
上から目線でアドバイスと言うよりむしろ、
わが子と向き合いながら、迷ったりうろたえたりしてることを
正直に書いているつもりです。
共感したり、参考にしていただければ、さいわいです。
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b-Cafe店主カワムラです。
毎朝、自宅から店まで7キロほどの道のりを自転車で通勤しています。決まった時間に通っていると、すれ違う人たちも決まってきて、お互いなんとなく顔見知りになって、どちらからともなく「おはようございます」と挨拶を交わすようになった方が、じわじわと増えてきています。
サングラスを掛けてちょっとこわもてなんだけど、毎朝見かけるので、勇気を出してこちらから声を掛けてみたら、次の日からは満面の笑顔で向こうの方から盛大に両手を振ってくれるようになった方もいたりして。
今では、そういう「オハヨウフレンド=オハフレ」を作るのが、ちょっとした朝の楽しみにもなっています。
すれ違いざまの一瞬に声を掛け合うだけなのですが、これがじんわりと元気を与えてくれるんです。すれ違ってしばらくは笑顔のままで走っていたりします。
笑顔で「おはよう」を交わすとき、
「今日もあなたに会えてうれしいあなたがいてくれてうれしいあなたの今日がよい一日でありますように」
というメッセージを伝え合っているように感じられます。
朝、登校の見送りをしてくれている地域の方達を見かけますが、あの方達の「おはよう!」という声かけが、どれだけ子ども達に安心感を与えてくれているかを思って、深い感謝を覚えます。
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人は人とのつながりの中で生きていて、その中に自分の居場所を確かめることができたとき、安心して生きられるのだと思います。
けれど、日々を暮らしてゆくということは、常に変化し続ける、ということで、人は、ひとつの場所に根を張ることはできず、水に浮いた草のようにゆらゆらと漂っています。
それで、いつも自分の居場所を確かめようとするし、「ここがそうだ」と思えたとき、ほっとするのでしょう。
だからこそ、ふと出会った人と、ほんの少し言葉を交わせただけで、ぽかぽかと気持ちが温かくなったりするのでしょう。
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お互いを深く知り合わない人との挨拶でもそれだけ気持ちに響くものなのだから、身内の言葉ならなおさらです。
そう考えると、朝の「おはよう」って、しみじみ大切だなあって思うんです。
朝はいつもばたばたしてるので、ついぶっきらぼうになってしまうんだけれど、寝起きの顔を見せに来てくれた子に、笑顔で「おはよう」と言ってあげよう。
「今日もあなたに会えてうれしいあなたがいてくれてうれしいあなたの今日がよい一日でありますように」
という気持ちを伝えてあげよう。
毎朝寝坊してろくに手伝いもしないダンナにも、「おはよう」と言ってあげよう(^^)
ゴミ出しで一緒になった近所の方にも、家の前を通る小学生にも。
SNSがこれだけ蔓延しながらも、リアルな人とのつながりがぷちぷち断ち切られているこの妙な世界で、「おはよう」のつながりがじわじわと広がってゆけばいいなあ、と願っています。