子育てコラム(69)「当たり前にありがとうを」

☆店主カワムラの子育てコラム☆

毎月発行しているメールマガジに連載している、
店主カワムラにによる子育てコラムのバックナンバーを紹介します。
子育ての中で、父として感じたこと、
学んだことを織り交ぜて書き綴っています。
上から目線でアドバイスと言うよりむしろ、
わが子と向き合いながら、迷ったりうろたえたりしてることを
正直に書いているつもりです。
共感したり、参考にしていただければ、さいわいです。

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2021年10月

 b-Cafe店主カワムラです。

 緊急事態宣言に伴い、8月の終わりから9月いっぱい、お店を臨時休業させていただきました。

 休みと言ってもやることはいくらでもあって、ほぼ毎日店に出てきて、気になっていた店内外の補修作業をしていました。看板を塗り直したり新しく作ったり、駐車場のロープを貼り直したり、傷んでいた塀の杭を打ち直したり、庭の樹の手入れをしたり。数年来、いつかやらねば、と気がかりだったことが、だいたい片付いて、ずいぶんすっきりしました。(並行して、自宅の断捨離も敢行しました!)

 9月の終わりに、久々に仕入をしてきたものを冷蔵庫に収めて、営業再開の準備に取り掛かりました。 休みの間、厨房で作業することがほとんどなかったので、問題なく使えるだろうか、と少し心配だったのですが、給湯器のスイッチを入れて蛇口のレバーをひねると、ちゃんとお湯が出ました。コンロの火も着きました。電気ポットも使えるし、換気扇も回るし、食器洗い機も動く。製氷機もどんどん氷を作ってくれる。

 営業中は、当たり前のようにそれらを使っていたのですが、ガス、電気、水道、通信といった、たくさんのインフラに支えられて、そんな「当たり前」が成り立っているのだ、ということを改めて感じました。そして、それらを滞りなく機能させるために、たくさんの人々が立ち働いてくれているわけです。

 友達や、離れて暮らす家族に会うだとか、遊びや買い物、食事に出かけるといった、ごく当たり前の日常が、大きく制限された、ここしばらくの長い日々でした(まだこの先どうなるのか、楽観はできないのですが)。 普通の日々が、こんなにもたやすく失われるのだ、という事を思い知らされた期間でもあったと思います。

 史上かつてなかった、そんな異様な月日を味わったぼくらなのだから、改めて、普通に暮らせる毎日への感謝を思い起こしたいと思います。

 日常を支えてくれるものたち、人々への感謝を深めるとともに、人々が支え合う社会のために、自分ができることを考えて、行動してゆきたいと思います。

 あんまり大きなことを考えても、ピンとこないから、まずは、すぐそばにいる家族から。

 家族で暮らしていくって、大変なこともあるのだけれど、無くしてしまうと、自分が生きてゆく意味さえ見失ってしまうでしょう。 一方的に忙しく世話を焼いているように思えても、実は必ず、そんな家族に支えられている面もあると思うんです。

 やかまし過ぎる子どもだって、熱を出してうんうん言っていることを思えば、元気がいちばん。 食べて寝て、朝起きて来たなら、それで上等。

  そばにいてくれてありがとね、って、何度も思い出して、伝えましょう。

  やっとやってきた肌寒い季節です。一緒にお風呂に入ってぬくぬくしましょう♡