☆店主カワムラの子育てコラム☆
毎月発行しているメールマガジに連載している、
店主カワムラにによる子育てコラムのバックナンバーを紹介します。
子育ての中で、父として感じたこと、
学んだことを織り交ぜて書き綴っています。
上から目線でアドバイスと言うよりむしろ、
わが子と向き合いながら、迷ったりうろたえたりしてることを
正直に書いているつもりです。
共感したり、参考にしていただければ、さいわいです。
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2026年5月
b-Cafe店主カワムラです。
ゴールデンウィークも終わり、あとは夏を迎え撃つだけですね。いや、その前に梅雨か。いずれにせよこういう気候の変わり目は何かと体調を崩しやすいので、どうぞご自愛くださいね。
仕込みをしながら聞いているラジオで、人工知能研究者の黒川伊保子さんが「失敗」についてお話しされていました。
人は試行錯誤の中で、失敗を重ねながら成長してゆくのだ、というようなことをおっしゃっていました。失敗だったことを脳に認識させるため、「失敗をちゃんと失敗にして、心を痛める」ことの大切さについても述べていました。
「最近の若者は失敗することを恐れる」なんて言い方を耳にすることがありますが、それは同様に近年よく言われている、子供の「自己肯定感の低さ」とも関連しているように思われます。
自己肯定感を高めるための道すじのひとつに、成功体験を積むということがあります。そして、成功するためには、そこに至るまでの失敗の積み重ねが必要です。やはり、しっかりと失敗することが大切であるように思われます。
・・・って、そんなこと言わなくても、子どもらは勝手にナンボでも失敗します。
お水をこぼしたり、トイレが間に合わなかったり、服を汚したり、はしゃぎすぎてケガしたり。ワガママ言って泣いたり暴れたりするのだって、言葉や表現の未熟さからくる、コミュニケーションの失敗なのかもしれません。
失敗は、放っておいても子どもの方で勝手にやってくれるので、大切なのはその際の大人の対応なのではないかと思います。
親的にはその失敗の後始末にかかる手間や、ダメージの大きさに応じて、叱ったり怒鳴り散らしたりしたくなるんですが、そうやって騒ぐのって、実はほとんど意味がないんですよねえ。
子どもの失敗って、自分でやってみようとか、これをしたらどうなるんだろうとか、楽しいこといっぱいしようとか、あるいはもしかしたら、ママやパパのために何かをやってあげようとしてチャレンジしたことの結果なのかもしれません。
わざと人を傷つけたり、モノを壊そうとしたのではなく、むしろ良い意図を持ってやってみたことがほとんどだと思うんです。
子どもとしてはそのチャレンジが目論見どおりにいかず、へこんでいるはずです。そこに、叱られたりしたら、マイナスにマイナスが重なってますます悲しくなるだけで、なんのメリットもない。メリットがないどころか、チャレンジすること、失敗することを恐れることに繋がってしまうのかもしれない。
それよりも、まず損害があったのなら、一緒に現状回復を試みて、それから、ほんとはどうしたかったのかを尋ねてあげて、より良いやり方を考えてみる、という方が建設的だと思います。せっかく失敗したんだから、そこから学べることをしっかり学んでもらわないともったいないですからね。
そういう視点を持っていれば、子どもがやらかしてしまったとき、多少は冷静かつ穏やかに対応することができる、、、かな?笑
そして、親だって失敗していいと思うんです。
失敗しない親であるより、失敗しても、頭を使って手を尽くしてなんとか対応して前に進んでいく、というお手本を示せる親でありたいと思います。
キレ散らかしたり、人のせいにしたり、言いわけしたりするのでなく、スマートに失敗を乗り越えようとする親の方が、ずっとかっこいいですからね。
人は失敗するものなのよ、という前提で、実際に親も失敗したりしながら、エヘヘと笑って暮らしているような環境がいいと思うんです。
そんな家庭の中で、子どもたちが、失敗しない人ではなく、失敗する勇気を持っている人、失敗してもリカバリーできるし、求めれば手を貸してくれる仲間もいるのだ、と信じられる人に育ってゆけばいいなあ、と思っています。