気まぐれブックレビュー 「かあさんのうた」

兄ちゃん中三の英語の勉強に付き合っていて、教科書に「Mother`s Lullaby(お母さんの子守歌)」というお話が載っているのを見つけました。

ヒロシマに原爆が落とされた日の夜の出来事を、道端に立っていた古いクスノキの視点から描いた,物語です。

元になったお話があるのかもしれない、と思って探してみたところ、「かあさんのうた」(ポプラ社)という絵本があるのを知りました。
早速入手して、声に出して読んでみたのですが、途中で声がうるんでしまって、読み通すことができませんでした。

胸が破れそうになるくらい、悲しいお話ですが、それを見守るクスノキの大らかな優しさに救いを感じます。

夏の間、b-Cafeのオススメの絵本のコーナーに展示しています。
どうぞお手に取ってごらんくださいませ。