ラジオ初出演!

 レディオキューブFM三重で毎週金曜日、
朝10:00から放送されている、
子育て応援番組「はぴはぴ子育て」に、
ゲストとしてお招きいただきました。

 番組は仕込みをしながらずっと聴いていて、
時々メッセージを送ったりもしていたのですが、
出演するのは初めて。

 パーソナリティの高田望央さんご本人から
依頼のお電話をいただき、
都合によっては店での収録でもいいですよ、
と言っていただいたのですが、
せっかくなのでスタジオに入ってみたくて、
FM三重さんに出向いて来ました。

 スタジオに入って、マイクの前に座って、
ヘッドフォンをして、合図に従って
「カフ(マイクのスイッチ)」を動かして、おしゃべりして。

 いっぺんこういうのをやってみたいなあ、
と思っていたので、もうウキウキです。

 10分足らずの出番だったのですが、
結局番組終了までお付き合いさせていただきました。

 今回は「パパヴォイス」ということで、
子育て中の父親としての思いや感じ方をインタビューしていただだきました。

 まずは、保育士から転身してカフェを始めたわけ。

 これは、自分の子どもを授かったのがきっかけでした。
子どもはもちろんめちゃくちゃかわいいのだけれど、
休みなしの子育てで、子どもと二人きりの時間が続くと、
やっぱりくたびれてしまうし、イライラすることもある。

 そういう状況を体験すると、
当時からよく見聞きしてた虐待のニュースが
けして他人事ではないと実感したのでした。

 それで、子育て中のママ達パパ達がちょっとひと息ついて、
自分をリセットできるような場を作れれば、
と思ったのが、b-Cafeのはじまりでした。

 それから、父親になる前に、
保育士として抱いていた理想のパパ像と、
現状の違いについて。

 これはもう、ぜんっぜん違う。
子どもを授かる前は、
おれさまはスバラシイ父親になれるし、
スバラシイ子どもが育つはず!
と自負していたのですが(アホやなあ)、
実際はそんなことになるはずがない。
ゴチゴチゴチとあちこちに頭をぶつけながら、
今日まで来ております(^_^;

 そんな中で分かって来たのは、
高い理想を抱くより、
目の前のわが子をしっかり見ることの方が
大事だよなあ、ということ。

 理想というのは言い換えると「期待」ということだから、
それがあくまでも親が勝手に抱く「期待」であり、
ある意味「妄想」であって、
そのことをしっかり自覚することができればいいのだけれど、
親は得てしてその「理想」から差し引いて
子どものことを見てしまう。

 そして、勝手に腹を立てたり、
子どもを追い詰めて、劣等感を与えることになってしまったり。

 そんなことになってしまうくらいなら、
理想なんて持たずに、
目の間にいる子どもをしっかり見て、
しっかり耳を傾けて、
この子は何が好きなのか、どこ向かいたいのか、
ということを感じ取って、
そのためにどんな援助ができるのかを、
考える方がよほどいいと思う、ということをお伝えしました。

 これは自分に当てはめても同様で、
自分に対する理想を抱いて、
そうなれないことでしんどくなってしまうよりも,
今の自分ができることをコツコツ積み上げてゆく方が
実際的だし、健やかだと思うんです。

 ・・・というようなことをおしゃべりさせていたただくうちに、
たちまちお時間となったのでした。

 あぁ、楽しかったぁ。