子育てコラム(16)「『生活者』であろう」

☆店主カワムラの子育てコラム☆

毎月発行しているメールマガジに連載している、
店主カワムラにによる子育てコラムのバックナンバーを紹介します。
子育ての中で、父として感じたこと、
学んだことを織り交ぜて書き綴っています。
上から目線でアドバイスと言うよりむしろ、
わが子と向き合いながら、迷ったりうろたえたりしてることを
正直に書いているつもりです。
共感したり、参考にしていただければ、さいわいです。

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2016年10月20日

b-Cafe店主カワムラです。

あわただしい夏が過ぎたと思ったら、
ばたばたの余韻が続いて、
気が付いたらもう10月も下旬、という具合です(^_^;

朝目を覚ますなり「今日はコレとアレとアレやって・・」
という日々が続くと、
だんだん自分がどこに向かっているのか
分からなくなってきて息苦しくなります。

けれどある朝ふと「自分は『生活者』であろう」
というフレーズが浮かんできて、
肩の力が抜けた気がしました。

「生活者」であることを中心にすえて暮らせばいいんだよな、
と思うと日々がシンプルに見えてきたのでした。

寝て起きて、その間に食事して、
周囲の人たちと丁寧に関わって、
晩には暖かい風呂に入って。
生きて日々を暮らすことをていねいに重ねてゆけばいい。

スピリチュアルな考え方によると、
ぼくらは暮らしの中で、
たましいを磨いてゆくためにこの世にやってきて、
それぞれの人生でのテーマに取り組みつつ、
転生を重ねてゆくのだそうです。
そのために、生まれる環境や出会う人々が予め設定されている。

だから、誰かの人生を羨望するのではなく、
いまの自分に与えられた環境のなかで、
自分が持つ能力を活かして、
日々気づきや学びを重ねてゆく、
というのが本来の「生き方」なのかもしれません。

あの世は見えないので証明することはできないのですが、
生活の捉え方として、
こんなふうに考えてみるのも良いのでは、
と思っています。

「生活」するためには、
もちろん日々の雑多な仕事をこなさなければならないし、
お金も稼がなければならない。

けれど、そのことばかりに夢中になって、
人としての暮らしをすっ飛ばしてしまうのではなく、
毎日のささいな物事を大切に思う感性を大切にしたいと思います。

その点、子育てって、
リアルな生活そのものだと思うんです。
濃密な「生活者」としての日々です。
濃密すぎてしんどくなることもあるのですが、
かけがえのない学びの日々でもあるのだと思います。