子育てコラム(88)「写真管理のヒント」

☆店主カワムラの子育てコラム☆

毎月発行しているメールマガジに連載している、
店主カワムラにによる子育てコラムのバックナンバーを紹介します。
子育ての中で、父として感じたこと、
学んだことを織り交ぜて書き綴っています。
上から目線でアドバイスと言うよりむしろ、
わが子と向き合いながら、迷ったりうろたえたりしてることを
正直に書いているつもりです。
共感したり、参考にしていただければ、さいわいです。

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2023年5月

 b-Cafe店主カワムラです。

 今回は、直接の子育てとはちょっと離れて、スマホの写真をどうするか、というお話です。ちょっと長いので、興味があれば、ゆっくり読んでください。

 写真の管理って、どうしていますか?

 

 ウチの長男が生まれる少し前くらいまでは、まだお店でプリントしてもらった写真が主流だったように思うのですが、今やすっかりデジタルに置き換わりました。

 アナログカメラの頃は、24枚とか36枚とかのフィルムの制約があるので、タイミングやシチュエーションを吟味して、考えながら撮っていたのですが、デジタルカメラになると、それを気にせずに、どんどんパシャパシャ撮るようになりました。

 その後、スマホが登場し、そのカメラの性能がどんどん上がって「デジカメ」の座を奪い去り、誰もが手軽に、びっくりするくらいキレイな写真を撮れるようになりました。

 おじさんの昔話のようですが、日本でiPhoneが販売されたのって、ほんの15年前なんですよねえ。

 それはさておき、今って個人が持っている(デジタル)写真の枚数って、相当な数になると思います。そして、子どもが生まれたりすると、それがさらに爆増する。

 そんな膨大な写真の管理、どうしてますか?

 まずは写真の保管。

 容量が大きめのスマホに、これまでの写真を溜め続けている、という方もいらっしゃるかもしれませんが、それだけだと、スマホが壊れてデータが飛んでしまったらおしまいです。そうならないための備えが必要です。

 ぼくはずっとiPhoneを使っているので、Appleが提供しているiCloudにバックアップを取っています。iCloudは5GBまで無料で使えて、必要に応じて50GB(¥130/月)、200GB (¥400/月) 、2TB (¥1,300/月)に増量することもできます。

 ぼくは「大事な写真のため」と思って、200GBまで増量して使っています。個人差があると思いますが、この容量で、ざっくり3年分くらいの写真や動画が保存できる感じです。

 ただ写真は際限なく増え続けてゆくので、容量がいくらあっても、ずっとiCloudに溜め続けることはできません。

 

 なので、ぼくの場合は、iCloud経由でMac(Appleのパソコン)にも写真を保存して、iCloudからは、古い写真から順に削除するようにしています。

 ただし、Macの写真アプリとiCloudは同期されているので、iCloudから写真を削除すると、Macの写真アプリからも削除されてしまいます。それを防ぐために、予め、Mac上で、古い写真を、別の場所に保存しておきます。ちょっと難しいですが「ライブラリを切り分ける」という作業です。

 そうすると、古い写真は、Mac上だけになってしまうのですが、損失を防ぐために、Mac全体のデータを、外付けのハードディスクに自動でバックアップを取るようにしています。

 これで、写真が失われることは大体防げそうなのですが、ただ、古い写真はMacでしか見られないし、見るためには、わざわざ古いデータを開かねばなりません。「ライブラリを切り替える」という作業です。これがちょっと面倒で、古い写真や動画を見る機会が減っていた、というのが実のところです。

 さてどうするか。

 最近になって、Amazon Photosというサービスがあったことを思い出しました。

 Amazonプライム会員が使える、写真や動画のバックアップサービスです。写真はなんと、無料で容量無制限で使えるというものです。

 知ってはいたけれど、何となくめんどくさくて後回しにしていたのを、長男の大学受験が済んでホッとしたタイミングで、試してみました。

 やってみたら、思いのほか簡単で、Mac上の「ピクチャ」フォルダを指定したら、Amazon Photosにどんどん写真がアップロードされます。前述したように、ライブラリをいくつかに切り分けているのですが、それとは関係なしに「ピクチャ」フォルダ内にある全ての写真を見つけて、吸い上げてくれます。

 ぼくはアップ元としてMacを指定しましたが、スマホやタブレットを選ぶこともできます。

 そして、例えば、ママとパパのスマホから、同じAmazonアカウントにアップするようにすれば、ママパパそれぞれが撮った写真や動画が、Amazon Photo上で統合されて整理されることになるはずです(試してはいないのですが)。

 長男が生まれてからここまでの、20年近い歳月の写真なので、アップロードが完了するのに数日かかりました。完了してから確認してみると、23万枚くらいありました。

 それらの写真を、一覧で見ることができる、というのはなかなか壮観です。スマホ用のアプリもあって、それで、年や月を指定して閲覧することができます。数年に渡る、同じ月日写真をまとめて見せてくれたりもします。素晴らしい。

 ただ、動画のアップロードには無料だと5GBまでという制限があります。これでは全然足りないので、100GB(¥250/月)というプランを使ってみました。

 これも個人差が大きいとは思うのですが、日常を撮影した、数分程度の動画だと、これまでの分をほぼ上げることができました。

 運動会とか生活発表会みたいないイベント事の長い動画は、別の方法でバックアップするのが良いでしょうね。

 Amazon Photosを使ってみて、古いのから今までの写真や動画を手軽に見たいなあ、という懸案が解決しました。

 これらの写真や動画をアプリ内でアルバムにまとめて、じーじやばーばにリンクを送って見てもらう、という使い方もできます。

 Amazonの「Echo Show」というスマートディスプレイに、指定したアルバムを表示させることもできます。じーじやばーば宅に置いた「Echo Show」で、孫たちの新しい写真を見てもらう、なんてこともできるわけです。

 
 Amazonプライムを使っている方は割とたくさんいらっしゃると思うので、ぜひお試しください(Amazonの回し者ではないですよう)。