子育てコラム(27)「子育ての目標」

☆店主カワムラの子育てコラム☆

毎月発行しているメールマガジに連載している、
店主カワムラにによる子育てコラムのバックナンバーを紹介します。
子育ての中で、父として感じたこと、
学んだことを織り交ぜて書き綴っています。
上から目線でアドバイスと言うよりむしろ、
わが子と向き合いながら、迷ったりうろたえたりしてることを
正直に書いているつもりです。
共感したり、参考にしていただければ、さいわいです。

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2017年9月

b-Cafe店主カワムラです。

 子育てをしていると、
何かと「目の前の問題」にとらわれがちです。

 赤ちゃんのうちは、
全面的なお世話が必要だし、
もう少し大きくなったら、
食事のこととか言葉のこととかが気になり始めます。

 その次はトイレのトレーニングだとか、
集団に入ってゆくための準備だとか。

 大きくなるにつれ、
手は掛からなくなるのだけど、
今度は将来のことを考えたり、
他の子と比べたりして、
気になることがどんどん増えてきます。

 それで「もっとちゃんとさせなきゃ」とか
「この子のためなんだから」なんて考えて、
口やかましくなってしまう。

 ぼく自身も、上の子が中学校に入ったとたん、
高校進学がすぐそこに見えてきて、
急に勉強のことが気になって仕方なくなり、
そんな自分にびっくりしました。
くどくど言い過ぎて、関係が悪くなったこともありました。

 もちろん、目先の問題は
ひとつひとつクリアしてゆかねばならないのですが、
それにとらわれすぎて迷子になってしまわないよう、
「最終的にたどり着きたい、遠い目標」を
定めておくことが大切だと思います。

 この子にどんな大人になってほしいのか、
どんなふうに生きて行ってほしいのか、というビジョンです。

 そして、ことあるごとに、
その目標と照らし合わせて、
今の自分の働きかけで大丈夫だろうか?
とチェックしながら、軌道修正してゆくのです。
旅人が、北極星を目当てに道をたどったみたいに。

 ぼくは子どもに幸せになってほしい。
 では自分にとっての幸せって何?
 そのために、自分は何をしているの?って、
子育てを考えていると、
自分自身の価値観や生き方をふり返らざるを得なくなります。

 けどそれでいいと思うんです。
 子育てって、子どもを育てるだけではなく、
親自身も、失敗しながら、自分をふり返りながら、
少しずつ成長してゆくものなのだと思います。

 かなたに輝く、ひとつの目標に向かって、
親子で(ハチャメチャな)人生の旅をするのって、
すてきだと思いませんか?