子育てコラム(31)「子どもに聞いてみよう」

☆店主カワムラの子育てコラム☆

毎月発行しているメールマガジに連載している、
店主カワムラにによる子育てコラムのバックナンバーを紹介します。
子育ての中で、父として感じたこと、
学んだことを織り交ぜて書き綴っています。
上から目線でアドバイスと言うよりむしろ、
わが子と向き合いながら、迷ったりうろたえたりしてることを
正直に書いているつもりです。
共感したり、参考にしていただければ、さいわいです。

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2018年2月

 b-Cafe店主カワムラです。

 下の子が3年生になってから、
仲良くなったクラスのお友だちと遊ぶために、
週に何度か、学童を休んで
その子の家に遊びに行くようになりました。

 先日店にいたら、学校から帰ってきた下の子が

「帰ってきたけど、今日は○○くんの家にはいかない」

と電話してきたので、どうしたの?と尋ねると

「○○くんが別の友だちと遊ぶことにしたから、こやんとって、って」
とのこと。

 電話を切ったものの、
がっかりしている下の子の顔が思い浮かんで、
お友だちのお母さんに連絡してみようかと
思っていたら、先方から電話が。

 ウチの子が遊びに来ると思っていたら、
別の子が来たのでびっくりして、
事情を聞いたうえで、
3人で遊べばいいじゃん、
と提案してくれたみたい。

 その後下の子に電話を入れたら、
それなら行ってくるわ、
と機嫌良く出かけて、
結局3人で楽しく過ごしたようです。

 その晩、下の子と風呂に浸かりながら、
学校でどんなふうに言われたの?とか、
そのときどう思ったの?とか尋ねてみたら、

「別の子と遊ぶことにしたから、
って言われて、ああそうなんや、
それなら仕方ないなあ、と思って、
じゃあ家で一人で遊んでおこうと思った」

って。
 腹が立ったり、悲しかったりしなかった?と尋ねると、べつに、という返事。

 前日から楽しみにしていただろうに、
その日になって約束を
反故にするなんてひどいよなあ、
きっとショックを受けて、
暗い家でひとりしょんぼりしてるに違いない、と
「ウチの子のメッチャ可哀想な場面」を
勝手に想像して気に病んでいたのだけれど、
本人は、こちらが拍子抜けするくらい、
あっさりと気持ちを切り替えていたみたい。

 親って、
自分の見方で勝手に先回りしたり、
自分の基準で子どものことを判断したり
しがちなのですが、
実際に子どもが見ていること、
感じていることは、
親が思っているのとずいぶん異なることがあります。

そして、それは子どもに尋ねてみないとわからない。

 子どもに聞いてみたら、
思いもよらない返事が返ってきて
びっくりすることがよくあります。

とんでもないイタズラだって、
本人に聞いたら、
アレをこうしたらどうなるかと思ってやってみたの、
ということが多いし、
それが分かったら、
親的にも、ああそうのかと納得してクールダウンできたり。

 小さな子だって、じっくり聞いてあげれば、
思いもよらなかったことを打ち明けてくれます。

 子どものことで困ったら、
子ども自身に聞いてみるのって
大切なことだと思うんです。

そもそも、親目線だけで「こうしなさい!」って言っても、
たいがいは聞き入れてもらえないしね。

  さて、期末テストが迫ってるのに
勉強する気配がない兄ちゃんに、

 「テストについてどう思ってるの?」
 「どんなふうに取り組む予定?」
 「進路のことって考えてるのかなあ?」
 「何か手伝えることある?」

なんて、尋ねてみようかなあ。
冷静に、お互いキゲンのいいときにね(^^)