☆店主カワムラの子育てコラム☆
毎月発行しているメールマガジに連載している、
店主カワムラにによる子育てコラムのバックナンバーを紹介します。
子育ての中で、父として感じたこと、
学んだことを織り交ぜて書き綴っています。
上から目線でアドバイスと言うよりむしろ、
わが子と向き合いながら、迷ったりうろたえたりしてることを
正直に書いているつもりです。
共感したり、参考にしていただければ、さいわいです。
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2023年4月
b-Cafe店主カワムラです。
新年度がスタートしましたね。
ウチの兄弟は大学1年生、中学3年生となりました。
大学に進学した兄ちゃんの話が続いているのですが、その後の報告です。
長男は、入学式に先んじて大学に行く用事があったので、3月最終日の金曜日のうちに、向こうに行っておくことになりました。
前の晩は、家族4人揃っての最後の食事だったのですが、平日で時間がなかったので、お家で焼肉に。
翌朝、ぼくが店に仕込みに出かける時間には、まだ眠っていたのですが、
「じゃあ、いってらっしゃいね、気をつけてね」
と声をかけたら、うっすら目を開けて、頷いて、また眠ってしまいました。
一人で電車で行くので、持って行けるのは手荷物だけです。布団もないので、シュラフ（寝袋）を持って行っていました。
空っぽの部屋でどうしているのかなあ、と思っていたら、その日の晩に、コンビニで買ってきた飲み物やらお弁当やらを冷蔵庫に入れた写真を送ってきてくれました。部屋に備え付けの脚付きマットレスは、新品がばらばらのまま箱に入った状態だったらしく、がんばって組立てたようです。
日曜日の朝、彼が使っていた自転車やら、新生活のためにたくさん買い込んだものやらを車に積み込んで、彼の下宿に向かいました。2時間ほどで行けるところなので、午前中には到着して、片っ端から運び込みました。
お昼に近い時間だったので、搬入だけ済ませておいて車で出かけました。
現地のニトリで店舗受け取りにしていた、こたつテーブルとラグを受け取って、カーテンを選んで、浴室や洗濯関連の細々したものを買い足して。
長男がいちいち吟味するので、お昼の時間はとうにすぎて、もう一軒、ダイソーに寄ったら夕方になってしまいました。
スーパーで、当面の食材と、夕食を買い込んで帰宅し、そこからお部屋作りです。
手分けして、食材やらゴミ箱やら洗濯竿やらを所定の位置に収めて、電灯を取り付けて、キッチンのワゴンを組み立てて、カーテンを吊って、ラグを敷いて、こたつテーブルを組み立て、ようやく部屋らしくなったのが8時頃。そこから、パック寿司とフライドチキンで、ささやかなお祝いをしました。
その晩はそのままお泊まりして、翌日の入学式に参列して、帰ってきました。
帰ってきてから、タオルだとかハンガーだとかお皿だとか、細々したものを送ってあげようと思って並べていたら、どんどん荷物が増えてしまったので、次の週末にもう一度、車で運ぶことにしました。
さっと帰ってくるつもりで、朝のうちに行って、荷物を降ろしてから、車で食事に行きました。一人だと、ろくなもの食べないだろうから、ここでしっかり食べておけよ、と思っていたら、同じような新入生とその親御さんらしきお客さまが、他にもちらほら来ていました。
食事のあと、スーパーに寄って、米やらパスタやら肉やら、1週間分くらいの食材を買い込んで帰りました。
明るいうちに帰るつもりだったのですが、そこからネットの設定やら奨学金の書類の確認やらをしていたら、夕方になってしまいました。
2週続きでくたびれたのですが、これでだいたいは新生活のスタートが切れそうなので、ほっとして帰ってきました。
受験の頃、長男がリビングをほぼ占有していたので、彼がいなくなった家は、広くなりました。
いつも彼が座ってスマホを見ていたソファも、空っぽなのが、なんだか不思議な気がします。
連絡はいつでも取れるので、別段寂しいというわけでもないのですが、夕食のお魚が3切れだけだったり、ご飯がいつもよりたくさん余ったりしたときに、ああ、行っちゃったんだなあ、と思います。
「子育て」はもうとっくに済んでいたのですが、彼との生活する日常もこうして過ぎて行きました。
親としては、しっかり食べてるのかなあ、と気がかりではあるのですが、そこは、これまで（できる範囲で）ちゃんと食べさせてきたんだから、なんとかなるわさ、と思うことにしています。
ときおり、気が向いた時に自炊の写真を送って来てくれるのですが、フライパンのままの炒め物とパスタとか、それなりにがんばっているようです。
念願の弓道部にも入部できたようで、新調した弓を、大学の道場で引く動画を送ってきてくれました。
きらきらした日々が、彼を迎えてくれることを、遠くから祈っています。