☆店主カワムラの子育てコラム☆
毎月発行しているメールマガジに連載している、
店主カワムラにによる子育てコラムのバックナンバーを紹介します。
子育ての中で、父として感じたこと、
学んだことを織り交ぜて書き綴っています。
上から目線でアドバイスと言うよりむしろ、
わが子と向き合いながら、迷ったりうろたえたりしてることを
正直に書いているつもりです。
共感したり、参考にしていただければ、さいわいです。
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2025年3月
b-Cafe店主カワムラです。
先日、保育園の卒園式を終えたばかりのお子さんとママ、パパたちに、貸し切りで店をご利用いただきました。
大皿料理での貸し切りパーティなんて、コロナ以来すっかり途絶えていたので、多分5年ぶりくらいです。えーっとどうやるんだっけなあ、と以前の記録を引っ張り出してきて、あたふたと準備を進めたのでした。
普段の営業とはやり方が違うので、それなりに大変なのですが、きらきらした年長さんたちと接して、元気をもらいました。
ワクワクしたりドキドキしたり、あの子たちは、どんなふうにこれからの日々を思い描いているのでしょう。
高学年の人たちはめちゃくちゃ大きいし、学校も広い。ちょっと心細いけれど、知っている友達に
簡単に言えば「人それぞれ」ということなのですが、「仮想論」では、その「それぞれ」は、どれも「仮想」であり、客観的に、これこそが正しい、と言えるただひとつの世界は存在しない、と考えます。
だからこそ、自分を取り巻く人々の「仮想」を尊重しつつ、理解しようとする努力が必要だし、自分の「仮想」を観察して、より生きやすいように改めてゆくことも大切なのだと言えます。
大人同士でさえ、そんなふうに、それぞれ異なる世界を生きているのだから、大人と子どもの世界の差異というのは、ものすごいものだと思います。
大人が持っている知識や経験をまだ持たない子どもたちは、そのぶん新鮮なまなざしで、この世のものごとを捉えています。
「子ども目線で」なんて言いますが、小さな子どもの目線は大人より1メートル以上、ぐぐっと低いところにあります。目線が高い方が遠くまで見通せますが、低いと、地上に近いぶん、地面に見られる季節の移ろい、生き物たち、不思議な宝物がよく見えているのでしょう。
子どもに「あれみて!」と言われて、ピンと来なかったとき、子供の傍にしゃがみこんで、同じ高さから見ていると、ああ、そういうことか、とわかることがあります。
大人って、忙しさにかまけて「わかってる」つもりになってしまいがちなんですよねえ。「常識でしょ」って、つい自分の「仮想」に人を引き寄せようとしてしまったり。
人の世界を理解しようとすることは、自分の世界に一人で暮らすのより、ずっと面倒で手間がかかるのだけれど、それぞれの世界を重ね合わせながら、カラフルな世界をややこしく生きてゆくのが、人の世を生きる、ということなのだと思います。
赤ちゃんと一緒に、カーペットに転がって、床の高さで部屋を眺めてみるといいと思います。大きくなって、ジャングルジムに登れるようになったら、一緒に登って、公園を見渡してみましょう。
たくさんおしゃべりして、子どもが彼らの世界について語るのに耳をかたむけましょう。
そうすれば、子どもの世界に寄り添うことができるだけではなく、私の世界も、やわらかく広がってゆくような気がします。